静岡県立大学に拠点を持つ団体「若者エンパワメント委員会(YEC)」は
今年度内閣府より「子ども・若者支援地域ネットワーク形成のための研修会事業」の指定を受け、子ども・若者支援に関わる様々な関係者の資質向上・ネットワーク形成を目的とした研修会を、7月から12月にかけて全5回開催しまております。
第4回となりましたこの会は静岡学習支援ネットワークと共同で開催し、
公益財団法人荒川区自治総合研究所で活動を行っておられる二神恭一氏と、
スクールソーシャルワーカーとして子どもの貧困対策事業を地域で行う
幸重忠孝氏の講演から、子どもの貧困問題と現代社会の現状について皆様と一緒に考えていきました。
【第4回】子どもの貧困を取り巻く行政・政策の現状と課題
■日時
2013年11月9日(土) 13時00分~17時00分
■会場
静岡市女性会館AICEL21(静岡市葵区東草深町3-18)
http://aicel21.jp/
■参加費用
無料
■定員
30名
■申し込み先
yec.information@gmail.com
■参加方法
タイトルに「子ども・若者支援講演会参加」と入れ、お名前・ご所属をご記入の上、上記アドレスまでご連絡ください。
原則、実施される研修会全て(5回)への参加をお願いします。
◇プログラム
(1) SSS(静岡学習支援ネットワーク)紹介
(2)
<第1部>基調講演
二神恭一氏(公益財団法人荒川区自治総合研究所 理事・所長早稲田大学名誉教授)
幸重忠考氏(NPO法人山科醍醐こどものひろば)
<第2部>SSSによるワークショップ
◇講師プロフィール
■二神恭一(ふたがみ・きょういち)
公益財団法人荒川区自治総合研究所 理事・所長 早稲田大学名誉教授
早稲田大学大学院商学研究科修士・博士課程を了え、同大学助手、専任講師、助教授、教授を経て、1998年退官。早稲田大学名誉教授。専門は経営学。2009年より公益財団法人荒川区自治総合研究所理事・所長。この研究所は基礎自治体である荒川区(東京都23特別区のひとつ)のシンクタンクとして、地域・住民にとって身近かな重要課題を研究プロジェクトのかたちで調査研究をおこない、提言を取りまとめているのであるが、子どもの貧困・社会排除問題もそのひとつであり、荒川区の実状を調べ、いくつかの提言をおこなった(「子どもの貧困・社会排除問題研究プロジェクト最終報告書・地域は子どもの貧困・社会排除にどう向かい合うのかーあらかわシステム」)。本日は当研究プロジェクトに携わったひとりとして、報告書にそってお話しを申し上げる。
■幸重忠孝(ゆきしげ・ただたか)
山科醍醐こどものひろば 元理事長
1973年生まれ。岡山出身。花園大学大学院社会福祉学修士課程修了。児童養護施設職員、大学教員を経て、幸重社会福祉士事務所を設立。現在は滋賀県教育委員会のスクールソーシャルワーカーのスーパーバイザーと大学で非常勤講師として児童福祉系科目を教えている。2009-2013年に特定非営利活動山科醍醐こどものひろばの理事長に就任し、夜の生活支援をはじめとする子どもの貧困対策事業を立ち上げる。著書として『子どもたちとつくる貧困とひとりぼっちのないまち』(かもがわ出版、2013)がある。
YEC(若者エンパワメント委員会)とは?
…2009年静岡県立大学の学生と教員が、「若者」の潜在能力や自信、可能性を引き出し、それを実現できる「場」を創り出すことを目的に設立した、静岡県立大学公認サークルです。
HP:http://youth-empowerment.jimdo.com/
ブログ:http://ameblo.jp/youth-empowerment/
<趣旨>
少子高齢化と経済不況が進む昨今の日本において、次世代の若者が担う役割は計り知れません。しかし、多くの若者たちは社会の流れに身を委ねてしまい、自分の「可能性」に目を向けていません。また自分の「可能性」に気づいた若者でも、それを「可能」にできる若者はごく1部に過ぎません。すべての若者の潜在能力や自信を引き出し実現できる「場」が、ないからではないでしょうか。
そこで、「若者」ひとりひとりが持つ内なる「可能性」を発揮することを手助けするために、静岡県立大学内で立ち上がったのが、「若者エンパワメント委員会(Youth Empowerment Committee)」です。
平成 25 年度 内閣府『困難を有する子ども・若者支援地域ネットワーク形成のための研修会事業』として実施しています。
<<一般社団法人 静岡学習支援ネットワーク>>
〒422-8526 静岡県静岡市駿河区谷田52-1 静岡県立大学
Tel: 070-6582-3264
Mail: study.at.shizuoka@gmail.com